秩父養蚕農家ツアー その2
農協のそば打ち道場でランチを頂き、埼玉県農林総合研究センターへ。
6月の会でもお話をしてくだすった近さん 。
『座繰り』です。生で初めてみた!
繭をお湯にいれ、糸を一本ずつするするっとなるところを何本か
引きそろえて縒りをかけながら巻き取る作業です。
shioring必死です!
秩父ブランド『いろどり』の幼虫。
黄色い繭を形成するので糸もこんな感じ。
ただ生糸(精錬前)なので色みも濃くて、ごわごわしてます。
これは二匹が繭を一緒に作ってしまった『玉繭』
普通だったら糸は一本だけど、これは二本が絡み合っているので
節のあるしっかりとした太い糸になります。
『いろどり』で反物を制作している本庄絣の職人さん。
グレーの反物は縦糸がいろどりで、横が真綿(小千谷 産)。
めちゃくちゃ柔らかかった。。。
本庄絣は昔は信号カラーでかすってたが、
現在は現代風にアレンジしているとの事。
植物染料の元になる植物は、土手で採取するそう。
手間と根気のいる作業だ、、、
しかし反物価格を聞いたら安いんで耳を疑ってしまった!
いやはや充実した一日でした。
養蚕の現状がこの目で見られた事に感謝です。
偶然にも先日訪れた安曇野では山繭についても見学出来たし。
こういう現状を知るだけでもモノの見方が変わってくる。
普段切り落としている小さな着物の古い布の端布も
無駄に出来なくなってします。
私も伝統を守って行く事に多少なり、貢献出来てるかな〜〜〜???
着物:バアちゃんの夏銘仙
帯 :帆船柄の単帯。福助にて購入。¥3000
帯留:先月の川越散歩の骨董市にて。貝殻でできた帆船¥1500
下駄:ねずこ下駄¥3500くらい?
半襟:着物の端切れ
バッグ:自分で過去に帯で制作したもの。初手作りバッグかな?
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コメント
座繰りだなんて滅多に出来ない貴重な体験までされたんですね。
素晴らしいツアーだなぁ~
投稿: たくあん | 2009.02.06 22:59
◆たくあんさん
興味持っていただいて嬉しいです♪
座繰り、昔はどこの農家でもやっていたようですね。
うちの祖母は熊谷の苗加出身ですが、曾祖母は座繰りしていたそうです。
糸屋さんに撚りをかけてもらい、祖母が機を織り、
親戚に柄を染めてもらい、祖母が仕立てる。
当たり前だった事なのでしょうが、とても羨ましく思います。
投稿: shioring | 2009.02.07 01:52