行田足袋蔵めぐり2009 2 〜足袋とくらしの博物館〜
まず向かった先は『足袋とくらしの博物館』です。
http://www.tabigura.net/museum.html
大正11年建設の元足袋工場で、足袋づくりの職人技を見学、体験
できる博物館です。
今回のイベント、1番の楽しみである『MY足袋づくり』
定年退職された職人さんが、ボランティアで足袋を作っています。
生地を持参して足袋を¥2500で、教わりながら制作体験ができる
のですが、今回は団体での参加なので、生地を預けて後ほど
郵送してくださります。
ではでは作り方です〜
生地の裁断
平らな台に布を敷き、足形を乗せ、台を押すとプレスされて
型通りに生地が裁断。
爪先の縫製
カーブによってタイミング良く右手で調節。
生地を左手のみで操る(画像左)
レバーを持ってグルグルッと回して勢いをつけ、足で漕いで
ミシンが動きだし、高速回転しているのに止める時は
レバーをグッと握り、針を止めます(画像右)
元は靴用を改良して足袋用にしたミシン。
一連の動作は、全て『テンポ良く』だそうです。
体が覚えてるっていうのはこういう事なのでしょう。
神業のように見えます(笑
台の脚がなんとも良い形♪
掛け糸通し
こはぜを引っ掛ける、凧糸のような糸を布に渡す作業。
ホチキスのような形の機械に、生地を挟み、足元の踏み木を踏むと
針がブスッと、生地に通される。
布から突き出た針の先端に糸を引っ掛け、踏み木を更に踏むと、
糸が生地に通される(大きく波縫いした感じ)
こはぜ付け
上記が私が確認できた作業工程ですが、それぞれにあわせたミシンが
あるんです。その機能美にウットリ♪
2階は資料館になっています。
さて、下へ下りると皆がいません!
写真に夢中になりすぎていたようで、その他まだまだ後ろ髪を
惹かれながら、、、小走りで表へ出ると、まだ近くにいたので
ホッとしました(笑
沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
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コメント
足袋では関東の4枚こはぜ、関西の5枚こはぜといいますが
皆さんは何枚でしょうか?
要は自分の足元にフィットしているかどうかでしょうが・・・。
テレビで観て知ったのですが、足袋を注文するとこはぜに下の
名前を平仮名刻印してくれる足袋屋さんが京都にあるそうです。
確か女優が京都を着ると題して足袋も自分の足に
合わせたものを注文していたように思います。
尤もこの女優の着付けがどうもすっきりしないなぁと思って
よく見ると下前が長くそればかりが気になって
女優の名前も忘れてしまいました。(笑)
それは兎も角も、見えない所に洒落てみるのも乙なもので、
その様なこはぜを思わず直感的に「足袋栞」と
命名してしまいました。
投稿: 一人靜 | 2009.05.17 07:39
■一人靜さん
皆さん4枚こはぜかと思います。
踊りをやっている方は脚が見えないように長めの5枚だったり
するようですが、、、?
4枚以外を履いた事がないので、今度チャレンジしてみます!
>足袋を注文するとこはぜに下の
名前を平仮名刻印してくれる足袋屋さん
わ〜素敵ですねぇ〜!そういうの憧れます。
日本橋などにも、お誂え足袋ありますが、
足の形からもちろん取るので、木型から制作し、
何足かまとめての販売で、一度のお会計が大変なことに
なるようです。
上流階級の方のたしなみでしょうね〜
投稿: shioring | 2009.05.18 01:39