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2009.05.25

福岡河岸記念館 4 〜文庫蔵〜

離れに隣接する『文庫蔵』へ。
黒漆喰に塗り固められ、切妻造り瓦葺の木造2階建で、
大工技術の成熟した
明治時代後期の建築、とのことです。
(切妻造(きりづまづくり)とは屋根形状のひとつで屋根の
 最頂部の棟から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような
 山形の形状をした屋根のこと)

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蔵だから防犯の為に、鉄格子がはめられているのかな?と思ったのですが、
明かり取りの為に、雨戸が無い部分があるらしいです。

内部は改装され、常設展示室となっていました。
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回漕問屋、福田屋十代当主:星野仙蔵は
東上線の敷設に力を注ぎ、
鉄道が通った為に分家の方は繁栄し、本家は衰退してしまったそうです。

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当時の生活用具などが硝子ケースに展示されています。

こちらはガス灯(だったかな?)
よく見ますよね、こんな感じに名前の入ったもの。
別に表札代わりというわけでもなく、
提灯の名残りだそうです。
物騒な夜には提灯に灯をともして、入り口付近に置き、
通りを明るくする事で、防犯の役割を果たそうとしたそうです。
提灯には、名字や屋号が入っていました。
それがそのまま近代的な形に変化して行ったのでしょう。

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いや〜、素晴らしい1日でした。
バラ園でのお嬢様気分

美味しい食堂にて昼食

歴史的建造物を写真に撮りまくり
ちょっとした日帰り旅行にでも行ってきたかのような充実振りでした!

*因にこの回も『〜〜だそうです』といった文体で書かれている
 うんちくはユーミンさん談でした◎(笑

おしまい

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コメント

相変わらず素晴らしいレポートですね。
そして色々な素敵な場所を御存じですよね。
いつも感心して見ています。

瓦の違いに気づいてるなんてさすがです。
きっと僕なら見逃してるだろうなー(^^ゞ

釘隠しは久し振りに見ましたがこーいうこだわりが素敵ですよね。
以前、東京日野市にある本陣で見た事がありましたが
あそこはコウモリやウサギのデザインだったかな。

木造建築の3階建て。
中々見れるものではありませんね。

お疲れ様でした。

投稿: たくあん | 2009.05.26 00:41

■たくあんさん

有り難うございます!あ、今回は連れて行ってもらったので(笑

瓦は何だか好きなんですよね〜!しかも家紋が入っていたので
より、注目度がアップ!
主屋の2階にあった重厚な桐箪笥にも、でかでかと
違い鷹の羽、が入っていました◎

>コウモリやウサギのデザイン

ええええ〜〜〜!コウモリにウサギとは!
なんとも洒落ていますねぇ。
釘隠しって珍しいのでしょうか?今回、初めて目に
留まったのですが。。。

まだ取りこぼしがあるんので、後日リベンジです(笑

投稿: shioring | 2009.05.27 00:40

この記事へのコメントは終了しました。

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