« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009.07.31

川越きもの散歩 7月度〜近藤ようこさんをお迎えして〜

蔵づくりの町並み沿いにあります、築100年を越える有形文化財の建物、
『風凛』
さんでお食事です。
 *風凛 http://g.pia.co.jp/shop/911086

Rimg2708

Rimg2716  Rimg2718
サラダ、ちらし寿司、お吸い物のセットで¥1200です。

Rimg2722

今回は初めて、1階にてお食事させていただいたのですが、
お庭が眺められてとても心地よいのです♪
外から建物を見ると。。。こんな感じ↓

Rimg2794

Rimg2728 
Rimg2736
ご馳走になった後は皆様がいらっしゃる2階へ。。。

Rimg2726
その目線の先には。。。
こんなお庭が広がっています。『風凛』の前は
『田中屋美術館』で、
その前は
銃砲火薬取り扱いの『桜井商店』でして、当時試し撃ちをした
弾痕が煉瓦塀に残っているそうです(私は未確認ですが。笑)
Rimg2792

Rimg2740

Rimg2734_2

Rimg2762
今回の川越きもの散歩は特別バージョン!
スペシャルゲストに漫画家:近藤ようこ先生をお迎えし、着物に
まつわるお話をしていただきました。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/近藤ようこ


漫画きものエッセイ
の新刊「着物いろはがるた」(徳間書店 ¥1260)が、
発売され、川越きもの散歩の活動が10ページにわたって紹介されています。

Rimg2738  Rimg2752
先生が今年育てた繭です。
1番上から時計回りに、、、
1:京都の塩野谷オリジナル品種
『都浅黄』
  http://www.shiono-ya.co.jp/enjoy/archives/000220.html
  お蚕さんが蛾になって外へ出て来たため、穴が空いてます。ちょっと
  茶色くなっているのは、おしっこをしたため。
2:『都浅黄』だが、先生が穴を空けたもの。回りは黄色いのに
  中は真っ白でビックリしました。指を入れるととってもスベスベ。
3:
『三眠蚕(さんみんさん)』
  (通常のお蚕さんの脱皮回数は4回のものが普通ですが3回のもの)
  穴が空いていないので中に乾燥されたサナギ入り。
  蚕はもちろん繭自体も小さく、採れる糸の繊度も細いものになります。
4:『都浅黄』
5:『三眠蚕』
1同様に蛾になって外へ出た為に穴が空いています。

日本の絹の現状にまつわるお話を軸に、漫画着物エッセイを執筆されるに
あたっての裏話など、楽しく聴かせていただきました◎

今回の会の締めくくりはサイン会です♪

(画像アップのお許しはいただいております)
Rimg2768  Rimg2788

Rimg2632  Rimg2636
ふふふ、名前入りです♪
今月も有意義な時間を過ごさせていただきました◎

 *2008.10月に近藤ようこ先生をお招きした際の記事
  http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/10-5148.html
 *NPO川越きもの散歩 7月
  http://blog.ap.teacup.com/kimonosanpo/5.html
 *温泉にゃんこのネコ散歩( 理事の方のBLOG)
  http://moon.ap.teacup.com/nyanko/1455.html


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ




| コメント (4)

2009.07.30

川越きもの散歩 7月度 〜町歩き〜

川越きもの散歩の待ち合わせ場所、成田山への道すがら、
またまたご隠居さんに路地を案内していただきました◎
 *5月の路地裏
  http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-8aaf.html

Rimg0932

花街の面影を残す丸窓のあるお屋敷には、簾がかかっていました。
↓↓↓

Rimg2636

Rimg2638
土間たたきになっているのか、年月と共にこうなったのかは不明ですが
風情のある裏道を抜けます。

Rimg2644

Rimg2646
質屋さんの
耐火煉瓦。川越ではこういった煉瓦の壁が火事に備えて、
造られたようで、現在いくつも残っています。

玄関までの石畳。。。憧れるなぁ〜
Rimg2650

Rimg2652

あっちこっち紹介してもらっていたら、集合時刻に10分も遅れて
しまいました!30分も散策していたのか。。。(笑
さてさて、ここからが『川越きもの散歩』です〜〜〜

Rimg2656

Rimg2676

旧川越織物市場
から、大正ロマン夢通りを通り。。。

Rimg2680

木造3階建てのうなぎ屋さん『小川菊(おがぎく)』からは
良い香りが。。。♪

Rimg2690

Rimg2688

Rimg2696
今回のランチの場所である
『風凛』さんへ到着です。
通りに面しているのはカフェで、その奥がお寿司屋さんです。
今回はスペシャルゲスト、漫画家:近藤ようこさんの講演付き♪

(幾度となくこちらでお食事を頂いているのにも関わらず、
 やっと建物画像を得る事に成功!!!)

つづく

Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ



| コメント (2)

2009.07.29

黒地に透かし蜻蛉着物 × 波紋柄 紗の名古屋帯

先日『和菓子作りの会』に参加した際のコーデ。

Rimg2784  Rimg2790
夏物は手持ちが少ないために、やり繰りが大変。。。(笑
今回は,半襟と帯揚げの色を合わせてみました◎

同じ着物、同じ帯の別バージョンはこちら

Rimg2422  Rimg2600
増やしたい所だけど、我慢我慢。。。



Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 



| コメント (0)

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜試食〜

イベント終了の後、夕方から仕事へ行き、帰りは素早く帰宅!
はやる気持ちを抑えて画像を撮らねば(笑
Rimg2798

Rimg2814

どれも
しずく型になっていないのは、ご覧の通り。。。難しいなぁ〜
職人さんの作っているのを見ていた時は、私にも出来そうだわ♪
なんて思ってましたが、見るのとやるのとでは大違いね(笑

Rimg2822

当日のうちに食べた方が良い、との職人さんのアドバイスのもと
母と半分こして3種類全て、ペロリと間食いたしました♪

Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ



| コメント (2)

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜花火の話〜

さあさあランチの時間です。美味しいドライカレーをいただきながら
Rさんから『花火のお話』を聞かせていただきました。

江戸時代に盛んになった花火のその火薬の配合というのは、当時から
殆ど変わっていないそうです。不変的であるのにもかかわらず、
その人気は衰える事を知りません。一体何故なのでしょう?

Rimg2754

花火を形成する黒色火薬は、種子島に鉄砲伝来と共に、同じ日に
同じ船で運ばれて来ました(蛇味線も)。それは忍者の武器として、
城に火をつける為のロケットに使用されていました。

花火はイギリスから輸入されたのですが、当時は筒を人が持って
打って見せるもので、それを日本で初めて見たのは、かの
徳川家康
だったのです。
家康は江戸に
火薬工場を作らせました。頭領は伊賀の忍者出身で、
武器や花火を製造する
『鍵屋』と言うなの店でした。
(打ち上げ花火を見ている際に『か〜ぎや〜』と叫ぶのは↑から
 来ているのでしょう)

Rimg2756  Rimg2768

空に向かっての花火を始めたのは、8代将軍:吉宗でした。
当時、大飢饉のために疫病が蔓延し多くの死者がでました。
その
鎮魂や供養の為に1733年に川開きの際に花火を催したのが、
隅田川花火大会の起源と言われています。

今以上に大規模だった、川開きの花火は16時に始まり翌朝の4時に
終わりを迎えると言う、なんと12時間も供養の為に打ちっぱなしだった
そうです!しかしまだまだ物足りなくて「もっと供養したい」と、
お線香を手向け、帰らない人々がおり、それを見て開発されたのが
線香花火でした。

手筒花火から、現在のような打ち上げ花火になったのは幕末で
ヒュ〜っと一本 光が流れるのが花火だったのです。
パッと開く花火になったのは明治時代になってからでした。


Rimg2774

お話を聞いていて、そういえば、、、と思い出しました。

私が学生時代によく連れて行ってもらっていた、新潟の片貝の花火は
『奉納煙火(ほうのうえんか)』と言うのですが、なんでだろう。。。
とずっと不思議だったのですが。。。

『花火というのは元来、亡くなった人の為の供養を意味する』という
事を聞いて私の中で合点しました◎

 *片貝まつり http://www3.ocn.ne.jp/~tadachi/maturi.htm
  
因に片貝は3尺玉の発祥の地で4尺玉は世界一。花火の形式は
  華美さを競い合うものではなく(金一色や銀一色を土地の人は好む)
  1つ1つ丁寧に説明し、夜空に奉納して行く。

江戸時代から受け継がれて来ている
花火とは、一瞬だからこそ人々の
心をつかんで放さないのしょう。永遠に見ている事が出来ない事が
魅力に繋がるのでしょう、と締めくくられておりました。

*画像の茶色い塊のものは珍しい『本蕨餅』です。
 モチットしていてすぐに口で溶けてしまいました◎
 蕨餅の概念が変わるほど美味(笑

Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 
 

| コメント (4)

2009.07.27

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜実践〜

さあ、実際に『花火のしずく』を実際に作ってみることになりました◎

1_2  2
ビニールシートを広げた量りで葛粉を練ったものを計測し、
白あんを真ん中に乗せます。因にこの白あんは職人さんが
仕事場からいただいて来た、見るからに美味しそうなあんこ♪


4  3
必死に丸めます(笑
これがなかなか難しくて、あんこがなかなか真ん中に収まって
くれないのです。。。

Rimg2696_2 
Rimg2708
う〜ん、何となくそれらしいものが出来ましたかな?
洋菓子にしようするゼラチンは冷やして固まりますが
葛粉は水道の水の温度で固まるそうです。

同じ要領で、オレンジ味とアセロラ味も作りました◎
Rimg2748

Rimg2770  Rimg2752
作った3つはお持ち帰り容器をいただいて、後のお楽しみに。

因に今回の和菓子作りのタイトル、、、
『花火のしずく』
逆さまから読むと、、、『くずしの火花』になるんですって♪

さてこの後は、タッコさんの美味しいドライカレーをいただきます!

つづく


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ




| コメント (2)

2009.07.26

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜実演〜

桜台にあります、空色カフェにて催されました
『隅田川の花火の日に 和菓子であそぼう』
      〜現役 和菓子職人が伝える和菓子の会〜

に、参加して参りました。
 *空色カフェ http://blog.goo.ne.jp/takko666
 *和のこころ http://blog.goo.ne.jp/yoshiko0122/

某有名和菓子店で働いてらっしゃる、現役の和菓子職人:稲葉さんが先生です。
Rimg2632_2

隅田川の花火が打ち上げられる25日に開催とあり、作るお菓子は
その名も
『花火のしずく』という葛饅頭です。
本来ならば鍋を弱火にかけて手間ひまかけて。。。となりますが、
先生の配慮でその場だけでなく、お家に帰っても作れるようにと、
電子レンジを使ったレシピを教わりました◎

Rimg2636  Rimg2640
天然の色素を生かすべく、濃厚なジュース(画像は葡萄)を葛粉に
少しづつ加えます。

Rimg2642  Rimg2646
指の腹で、葛粉にちょっとずつ水分を染み込ませます。
粉粉がトロリとしてきます。

Rimg2648  Rimg2652
残りを全て加え、よく混ぜます。

Rimg2656 
Rimg2668
砂糖を加え、よ〜く混ぜてレンジで加熱1分。
取り出してよ〜く混ぜてまた加熱1分。
それを何度か繰り返して。。。職人さんは『生地が返ってくる』という
表現をされていましたが、だんだん弾力が出て来ました◎

Rimg2658_2

Rimg2678
美味しそうな白あんを先程の生地で、茶巾包みにするのです〜
先生の見本をしげしげと観察し、いざっ!

つづく


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ





| コメント (0)

白いしじら × 水色地 紗の博多帯

先日、型染め/木版染め職人藤本さんのお話を聞く際に
着ていったコーデ。

Rimg2438  Rimg2622

*着物
 ネットで注文した白いしじら(本当は生成りだと思ってたの。。。)
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/cat32680337/index.html
 しかし(?)着心地抜群です!当日はムシムシしてとても暑い日だったけど
 風も通るし、何せ肌離れが良い♪ジャブジャブ洗えるのも魅力。
 全然縮まないし!

*帯 
 夏は持ち物が少ないので出番多し。の、水色の化繊の紗の博多。
 帯芯が入っているものと比べてしまうと、やはり涼しさが大分違うんだな。

*半襟 
 いつもの水色地に朝顔の刺繍。帯揚げも水色で、ちょっとクドかった
 かしら?(笑

*帯留め
 ちょっと『お出かけ』感が欲しい時に直ぐ頼ってしまう
 赤紫色のアンティークのガラスの帯留め。


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (0)

2009.07.25

川越の音楽喫茶へ

先日の藤本さんのイベントが始まる前、、、
どこかで時間を潰そうとしたものの、まだお店がどこも開いていません(笑
どうしたものかと、町をウロウロしていると、お気に入りの音楽喫茶
早々とオープンしていました◎
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-78fd.html

Rimg2430

Rimg2432
家庭的なキジ焼き丼と、本格的なアイスコーヒーをいただき、
しばし普段は歩かない地域を散策してみました◎

Rimg2448

Rimg2452
正午過ぎなもんで露出オーバーですが。。。(笑

Rimg2456

Rimg2458

Rimg2460

Rimg2464

汗だくになりながら、荷物もあったものでノーファインダー気味で
撮った割にはまぁまぁの仕上がりですね(笑

う〜ん、まだまだ知らない建物が沢山あります。
また、涼しくなったら詳しく散策してみたいです。


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 

| コメント (0)

2009.07.24

藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(作品)

皆様、藤本さんの作品を手に、そこかしこでため息が漏れてます(笑
特に日傘は広げてみないと雰囲気が分かりませんから。。。
Rimg2586
あれもこれも、と言っているうちに所狭しと、こんな感じに↓(笑
(因に一番手前は私の持ち物♪)
Rimg2598

Rimg2556_2

Rimg2600  Rimg2602
私が制作を手伝わせていただいた、がま口とバッグもそれぞれ
お嫁入りが決定しホッとしました◎

今回の会を企画したしのぶさんの、半幅帯姿です。
藤本さんの人柄と作品に惚れ込み、幾つか所持しているのですが
当日は
唐草模様が墨色で表現されている帯でしたが、よくよく見ると
うぐいす色がほんのり注してあるんです♪

Rimg2510

Rimg6726  Rimg0278_2
しのぶさんコレクション(笑

こちらの方は
江戸時代の精巧な型紙で染められた帯を締めておられました。
広げて見た時よりも、やはり身に纏ってみるとでは全然雰囲気が違いますね。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-bd77.html
Rimg2570

そいてそして。。。じゃ〜ん!
鰈(カレイ)の半幅帯です♪
実は5月に工房へ伺った際にオーダーしてあったものが出来上がったのです。
色は紫ベースでお願いし、後は藤本さんにお任せで♪
そうしたらこんな上品な藤色の帯になりました。
嬉しい!とっても私好みの雰囲気です!!!
Rimg2630

Rimg2584

藤本さん熱はなかなか冷めそうにありませんね(笑
それどころか、益々虜になりそうです。



Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 


| コメント (2)

藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(講演)

総勢30名程でしょうか?開場はギューギューです。
殆どの方が和服で、長屋の雰囲気にピッタリでした。

Rimg2520

Rimg2524

藤本さんの師匠は江戸小紋伝統工芸技術保持者(現在は日本に3名程)。
そこへ昭和24年に丁稚小僧として、住み込みで
掃除のみの生活から
始まりました。


藤本さんの父親は
織物工場をされていたので、女工さんを30名も雇う程
だったため、裕福な生活を送っていたものの、一転、住み込み生活になり
3年目まで(掃除のみ)に2回程、辛くて自宅に逃げ帰った事も。
(他の仲間は新潟や福島出身の3、4男だった為に、そう簡単に
 帰れなかったが、藤本さんは八王子だった為にそれが可能でした)

Rimg2544

しかし自宅に帰った3日間、父親が何も言わない気まずさに
師匠のもとに帰ったものの、師匠も何も言わなかったそう。

もう一度、どうしても辛くて逃げ帰った際も父親は何も言わず。。。
ただ手紙のみを貰っただけ。(大切に今も持っているとのこと)
工房に帰り、怒られる訳でもなく、女将さんに
『お父さん、お母さんは元気だった?』と言われ、
この人たちの中だったら務まるだろう、と実感したそうです。

Rimg2534

丁稚奉公を初めて3〜4年経ち、親方(師匠)の傍に置いてもらえる
ようになり、可愛がってもらっている期待感を感じ、
それが現在まで繋がっている。。。と。

Rimg2548

昭和30〜40年代は毎日が忙しく、染めても染めても時間が足らない程。
(50年代には下降して行く)

『目、手、言葉』で経験を積んでいきました。
「やろう!」としないと、教えてくれる訳ではないので覚えられない、
自分から飛び込んで行かないと身に付かない事を実感していったのです。

休みは月に1日。ぶらりと行った博物館にて運命の出会い。。。
今までに見た事の無い、青いボロボロの古裂。
それは木版染めと呼ばれるもので、その出会いが染めに益々興味を
持たせる一因となりました。

Rimg0466

5〜6年間の修業時代に師匠や回りの目を盗んで、内緒で木版の
研究に勤しんだのだが、型が大きいと押し切れない。。。
(力が分散してしまってまだらになってしまう。)
改良して行くうちにだんだん型が小さくなって行ったそうです。

1つの型は手にすっぽり入ってしまう小さな小さなものが殆ど。
これを12メートルの着尺に押すとなると、一体どれだけ。。。。?

Rimg2566

木版染めの魅力にどんどんはまって行った藤本さんは、
江戸小紋のみずっとやっていたらこんなに続けてこれなかっただろう、
なんて仰っていました。

ものを創って、人に見てもらって、評価してもらう。
その面白さや、嬉しさがものづくりの原点だろう、と。しかし、
ものを創るだけでは駄目なのだ。出掛け、人の話を聞き、色々見ないと。
『ものを知る』ということ。知識を貯えなくてはならない。
そうやって自分を育てて行かないと、次に繋がらない。

昭和11年生まれの藤本さん、未だに好奇心は衰えていないのです。

最後に。。。
『これを守ろうとか、維持しようという気持ちはありません。
 好きだからやっているんですよ』と。

Rimg2514



Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 



| コメント (4)

2009.07.23

藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(準備)

19日は川越にある本町の長屋にて
日本の職人さんシリーズ
「型染め・木版染め職人  伝統工芸士・藤本義和さん 伝統の技とその心」
と、題した NPO川越きもの散歩のイベントへ参加して参りました。
 http://blog.ap.teacup.com/kimonosanpo/3.html
制作行程を伺う事の出来る、ドキュメンタリー映画『めぐる』
見ながらお話をうかがいます。作品の販売も勿論♪
Rimg2604

Rimg2606

訳あって、参加者の皆様よりちょっと早めに行ったので舞台裏が覗けます(笑
Rimg2474

Rimg2466
映像を勉強されている大学生3人組に取材を受ける藤本さん(右)。

Rimg2490

Rimg2492

Rimg2594

型染め、木版染めで表現された
半幅帯日傘が陳列されています。
タンブラーはこの会を企画された、しのぶさんのアイディアです。
(詳しくは下記の以前伺った際記事「4」をご覧ください)

*藤本染工芸を訪れて* 
1 木版染め
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-2e22.html
2 型染め
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-bd77.html
3 工房
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a37e.html
4 お話を伺って
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-75b1.html

実は5月に工房に伺った際に、私も
ハギレを生かした小物作り
お手伝いをさせていただく事になっていたのです。

Rimg2482
取っ手がベロ〜ンとなっていますが。。。(笑
帯バッグ3点と、がま口7点です。
Rimg2496

ドキドキでしたが、藤本さんが喜んでくださり(勿論皆様にも)
とても安心しました♪

次回はイベントの本題、藤本さんの講演編です〜


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ




| コメント (6)

リンク追加しました

私が会員として参加させていただいている『NPO川越きもの散歩』
HPとBLOGが出来ました◎ 
 *HP   http://kimono21.exblog.jp/
 *BLOG http://blog.ap.teacup.com/kimonosanpo/

どうぞご覧ください。


Sumerブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (0)

2009.07.22

空色カフェにて

着物がきっかけでお友達(だなんて恐れ多いかしら?)になりました
タッコさんが営んでます『空色カフェ』へ久しぶりに行って参りました。
 http://blog.goo.ne.jp/takko666


Rimg2410

店内では頻繁にイベントが催されてます(ライブ、手作り教室など)。
そして常時、手作り小物作家や、写真家の作品の展示もされているのですが、
8月いっぱい、小さなスペースに私の作品を置かせていただく事に
なったのです。その打ち合わせ(?)もかねて、の訪問です。

 
まずは腹ごしらえ〜
『焼きチーズカレー』です。いつ頂いても美味です♪
Rimg2402

Rimg2404

Rimg2406
コースターは空色カフェのトレードマーク(?)の瓢箪型。

お腹ぺこぺこな私はケーキも頂きました◎

『ダークチェリータルト』です。
Rimg2414

Rimg2412
紅茶味のクッキーもいただき、写真にもありませんがその他に
サラダ、ヨーグルトもいただき、、、
どんだけ食いしん坊なんでしょ私(笑


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 

| コメント (2)

藍地に絞りの浴衣 × 白と赤の半幅帯

行田に出掛けた際のコーデ。

Rimg2400  Rimg2628

*浴衣
 藍地に白の絞りの浴衣。
やっと繕ったので購入後、1年越しで
 纏ってみた訳ですが、前回着た浴衣よりこっちの方が似合うなぁ(笑
 大柄の方が多少なりとも、体系がカバーされるようですね。
 生地が程よく滑らかになっているため、着心地が抜群。
 襟が広襟になっているのも、なかなかの優れもの♪

*半幅帯
 白と、赤のリバーシブルの半幅帯。恐らく、踊り用のものかと
 思われますが、個人的には気に入っています。
 帯締めを同じ赤にして合わせてみました◎


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 
 
 

| コメント (0)

2009.07.21

遅まきながら行田古代蓮の里へ

行田の建物探訪した後には、もう遅い事は分かっていたものの、
古代蓮の里へ行ってみました。
 http://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/

蓮は9時頃までが見頃で、昼には閉じてしまうのですよ。
が、未だかつて朝に拝めた試しがありませんが(笑
しかも古代蓮は莟が少なく、これから早朝に頑張って行った所で
良い絵は撮れませんねぇ〜〜〜

あ、でも古代蓮以外の世界の蓮池ではまだまだ莟がありました◎

Rimg2582

Rimg2574

Rimg2590

これが古代蓮。ほとんど実になってしまってました。。。
Rimg2600

Rimg2604

なんとか頑張っている一輪を見つけ、ツーショット(笑

Rimg2606

Rimg2614

Rimg2618

Rimg2642

Rimg2630

因に8月上旬まで見頃だそうで、朝5時〜14時までは駐車料金が
必要ですが、その後は無料です。

Rimg2638

早朝の美しく、尚かつ最盛期を求めてまた来年来る事にしましょう。


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ



2009.07.19

浴衣で行田を散策 4

さあ!お待たせいたしました(?)最終章です!
携えた水筒のお茶も飲まずに、一目散にゴールと定めた
『cafe閑居』へ向かいます♪

大沢蔵
『花形足袋』大沢商店の7代専蔵によって大正15年に建てられた
間口4.5間、奥行き2.5間の2階建ての文庫蔵です。
行田唯一のレンガ蔵で、外面には登り窯で手焼きされた焼過レンガで、
丁寧に積まれています。
黒目のレンガと白い漆喰の対比がモダンな印象を与え、
内部も贅を尽くした造りとなっています。

Rimg2528

Rimg2534

Cafe閑居
初代行田市長宅を改装したカフェ。
 http://www.cafe-kankyo.com/kk_about.html 

Rimg2536
汗だくだくで、冷たい飲み物とロールケーキを求めてやっとゴールです♪
しかし、ちょうど
行田古代蓮の里が見頃という事もあり
平日の昼下がりにもかかわらず、満席でした。。。


Rimg2538

NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク代表・朽木さんに
顔を覚えていただいていたようで、お話させていただきました◎
敷地内の足袋蔵にて建築事務所を経営されているのですが、
『お昼を食べに来たのに忙しくて手伝ってるんですよ〜笑』
なんて仰ってました。(奥様がカフェをされているのです)

Rimg2550

Rimg2544
ラッキーにも見晴らしの良い席に♪
遅まきのランチもいただこうかとも思ったのですが(14時過ぎでした)
炎天下の中の2時間もの散策にやられ、ケーキのみにしました。

が!ロールケーキは残念ながら完売していまい、ベリーのチーズケーキを
いただきました。これが絶品でして!!!あっという間にペロリです(笑

甘いもので満たされ、余裕ができたのでセルフポートです。
Rimg2554


以前行った際の私の記事 
2008.6 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_a88c.html
2009.4 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/cafe-b613.html
2009.5 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/2009-ca1a.html

さて、もう一仕事!(まだあるのか、との声も聞こえそうですが)
駐車場までテクテク歩かねばなりません!
行田や深谷には『市内買い物客 専用駐車場』なるスペース(無料)
が、あるんですね〜〜〜!

Cafe閑居と敷地内にある足袋蔵ギャラリー門 
大正5年建設の足袋蔵を改装したギャラリー(左)
 
http://www.i-kado.com/kd_index.html
クチキ建築設計事務所(右)
Rimg2558

Rimg2560


Rimg2562

ボイラー故障の為に店じまいしてしまった銭湯。
煙突の上には相変わらず、カラスが住んでいました。
Rimg2564

やっと終わりました、建物探訪(笑
今回は未開発建物がたくさんある、国道の南側を中心に歩きました。
地図には『蔵』のマークがあるのにもかかわらず、2軒ほど確認
できなかったのが残念です(壊されてました。。。)

さて、時刻は15時過ぎ。
帰宅するにはまだ早いので次回は寄り道編です。


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ


| コメント (6)

浴衣で行田を散策 3

ただただ、レトロな建物画像を収集するべく日差しのキツい中
一人せっせと歩いてきました。しばし住民とすれ違うものの特に
ふれあう事も無く。。。ひたすらシャッターを切るのみ!
(着物着てると大概、話しかけられるんですがね〜。笑)
 

Rimg2492

Rimg2488

舞原蔵
舞原被服工場が昭和27年頃に建設した足袋蔵。
(建物内部は非公開)

Rimg2494

イサミ本社工場
イサミコーポレーションが昭和初期に建設した、行田最大の
ノコギリ屋根の足袋工場。(外観見学のみ)

Rimg2498

Rimg2514

イサミ工場は真っ青なトタンの塀で、
その向かいには煉瓦色のやはりトタンの塀。

Rimg2506

二棟並んだ蔵は借り主募集中でした。

Rimg2512

Rimg2518
おお〜!住居は現代建築でも、蔵は守るのね♪と、感心ししていると
2階から大きな犬に吠えられ、家の主まで出動。。。(笑
すみません、蔵が見たかっただけなんです!


奥貫蔵
間口9間、奥行き3間の2階建ての土蔵は、『ほうらい足袋』の商標で
知られた奥貫家が、大正〜昭和の初めに建設したと伝えられている足袋蔵。
Rimg2520

ゴールまで後ちょっと!もうちょい続きます〜


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ


 

| コメント (0)

浴衣で行田を散策 2

まだまだ続きます、建物画像。。。
地図自体、かなり丁寧に記されているのに方向音痴を最大限に
発揮する私(笑。この通りは2回程、通過しました◎
Rimg2454

Rimg2460
ゆるいデザインですね〜特に雲とか。。。

Rimg2462

イサミスクール工場
イサミコーポレーションの前身の鈴木勝次郎商店が開設した、
現存する行田で最も古い、大規模足袋工場です。(現在は被服工場)
Rimg2468

大正6年建設のノコギリ屋根を持つ木造洋風工場
Rimg2474

昭和13年12月建設のコンクリート製の足袋蔵
Rimg2472

Rimg2476

工場裏にあった、松が印象的な邸宅。
2階の壁面が水玉(?)なんです!!!
Rimg2480

Rimg2482

この間、ほとんど町の人とすれ違いませんでした(笑
写真の羅列になりますが、まだ続きます〜〜〜


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ




浴衣で行田を散策 1

5月に開催された『行田足袋蔵めぐりスタンプラリー』
参加したものの全て回りきれず、やっと昨日リベンジして来ました!
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/2009-2ff2.html

Map_p3_new
以前いただいた、何処に蔵やレトロな建物があるかが詳細に記された
地図がありますので、それを片手にフ〜フ〜言いながら散策です。

Rimg2526

Rimg2402  Rimg2408

江戸時代の店蔵。だいぶ補修されていますが。。。
Rimg2410_2

Rimg2414   Rimg2416

小川源右エ門蔵
近江商人のカネマル酒店が昭和2年に建設した商品倉庫。
戦前の行田を代表する大型の石蔵。
建物内部は前々回の足袋蔵めぐりで、拝見させていただきました。
Rimg2420

Rimg2418  Rimg2438  

十万石ふくさや行田本店
埼玉銘菓『十万石饅頭』で知られる十万石の本店。
明治16年建設の行田を代表する店蔵。
 http://www.jumangoku.co.jp/
Rimg2428

地図には注釈の無い、大きな大きなお屋敷を発見。
国道沿いのお店は昭和後期の建築と見られ、素通りしてしまいそうな程。
しかし、裏に回ってみると立派な蔵が幾つもあり、
住居と見られる家屋や、はたまたのこぎり屋根の建物も!
Rimg2440_2

Rimg2448

散策を始めたのが正午過ぎ。
幸いにもこの地帯特有の蒸し暑さは無かったものの、
日差しが強い強い。。。朦朧としながらの散策が続きます(笑

Rimg2452  Rimg2458


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 

| コメント (0)

2009.07.18

紺地に竹に雀文様 浴衣 × 黒い半幅帯

先日出掛けた際のコーデ。

Rimg2384  Rimg2388

Rimg2396  Rimg2398

*浴衣
 藍染めの長板中型。竹輪に雀の模様。
 昨年も着て思ったのだけど、どうもバカボンっぽくなるような。。。
 スッキリ着こなせないのが難点な浴衣。
 あと、電車に乗る時には半襟が無いと心もとない自分に気づきました(笑

*半幅帯
 黒地に唐草のラインが入った綿の帯。
 文庫を崩してみました。

*帯留め
 何かの骨で作られた、謎の動物の形をしたボタン。
 そのまま糸で三分紐にくくり付けました。


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 


2009.07.17

黒地に透かし蜻蛉着物 × 紗の博多帯

先日、落語を聞きに行った際のコーデ。

Rimg2422  Rimg2426

Rimg2452  Rimg2448

Rimg2458  Rimg2418

*着物
 とても薄くって柔らかい、黒地に波模様の地紋、
 銀糸、赤漆箔で織りなされた蛇籠。
 蜻蛉の部分は解れてしないそうなほど荒い紗になってます。
 なので、そこだけ襦袢が透けるんです♪
 戦前のものでしょうか?触り心地が良いのです。
 ¥2000でだいぶ前に購入したもの。

*帯
 化繊の紗の博多帯。うっすら汚れがありますが締めると
 ほとんど解らないので、結構愛用中。

*半襟
 水色地に朝顔の刺繍。昨年、浅草で購入したものの未使用のまま
 年を越してやっと、日の目を見たのでした◎

*帯留め
 シェルで作られた帆掛け船。

*履物
 先日、やっと挿げてもらった「ろくろ首」。



Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ


| コメント (4)

2009.07.15

川越福富美寄席へ行って来ました

川越駅前にある割烹『福登美』にて恒例の落語会が昨晩催されました。
 *福登美 http://www.kappofukutomi.jp/

夜から集まったのではもったいない(?)と、お昼から待ち合わせ。
梅雨がちょうど明けたそうで、と〜っても良い天気です!!!
Rimg2380

Rimg2392  Rimg2400_2

涼しい所、涼しい所を追い求めて開場に近づくにつれて、
お仲間も増えました。因に蓮磬寺の桜の木の下での休憩が
一番体に良い涼しさでしたね〜。

Rimg2404
開場1時間前に着きましたが、もう開場してました(笑

Rimg2402
三遊亭鳳楽師匠の中学時代の同級生がバックアップして年に数回、
催されています。毎回、220名完売だそうで今回も大広間は
ギューギューでした◎

今回は前から4列目♪

『四万六千日(しまんろくせんにち)、お暑いさかりでございます』
との出だし。。。お題は『船徳』でした。浅草のほおずき市へ
行って来たばかりだったので、情景も浮かび易かったです。

それにしても前々回は『夢金』。師匠は船を漕ぐのが好きなのかしら?(笑
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-ef20.html

落語は好きですが詳しくはないので、感想はパスさせていただきましょう。

Rimg2414
今回は大広間にて、お弁当をいただきました。
師匠は忙しいようで、席には座らず挨拶だけ残して行かれました。

10月には大きいホールで、好楽さんも招いての回になるそうです。



Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ



| コメント (3)

2009.07.12

夏にぴったりの下駄

9日のこと。『ほおずき市』が開催されている浅草の履物問屋にて
以前購入した鼻緒を持って、下駄をすげてもらいました。

型染め作家:小倉充子さんの鼻緒です。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-84dc.html
Rimg0024
丸い覗き窓からは、呑めや歌えのどんちゃん騒ぎ(徳利、お猪口、三味線)。
楽しかった筈なのに、芸者さんは実は。。。
ろくろ首〜!
という、なんともユーモアのある、夏の履物に相応しい鼻緒。

それに合わせて、出来れば柳がデザインされている鎌倉彫が
欲しかったのですが、生憎そのようなものはなく、イメージに一番
近いものを選びました◎
Rimg2644
実は、もともと鼻緒の柄が『追っかけ』に仕立ててあるのが
履物屋の職人さんとしては『?』だったようで、アドバイスの元に
逆にしていただいたのでした。

台の、緑が流れているデザインがとても気に入っています◎

Rimg2626

Rimg2632


ほおずき市にもちらっと寄ってみましたが、人通りの割には
購入しているお客さんは少なかったように感じます。


Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (2)

2009.07.08

クラフトテープの籠バッグ

先日PUNさんにいただいた、籠バッグ

Rimg2602

Rimg2604

クラフトテープで丁寧に編まれた籠バッグなのですが、じつは
80代後半のお婆ちゃんが作っているものなのだそうです。
(PUNさんは既に4つもコレクションしています。笑)
前に私が『良いな〜』と言ったのを覚えてくださっていたのでしょうか?

とってもモダンなバッグ♪
でも、その作り手のお婆ちゃん、目が利かなくなってきたらしく
そろそろ生産できなくなってきているとのこと。。。

大切に使わせていただきますね!

*PUNさんブログ http://blog.livedoor.jp/anju001/

Shioring06verブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (0)

2009.07.06

『紺地に雪の結晶柄』の帯皮

紺色地に白く雪の結晶が染め抜かれた、帯皮が手元にあるのですが、
果てさてこれを本来の目的である帯にするか、
リメイクして何か別の形に変えるか思案中なのです。


Rimg2666

最初は夏用のバッグにでもしようかな?と思っていたのですが、
先日、不出来ながらも帯を自分で仕立てられる事が判明した為に
迷いが。。。(笑

 
Rimg7496
これがその帯。
と、言っても芯を取り替えただけですので、採寸などする必要が
無かったのです!折り皺もついてるし(笑

要領はつかんだので、何とかなりそうな気もするのですが、
違うのは今回のは洗い張り済みの反物であるという事!
。。。真っ直ぐに端をアイロンで印付けられるかが課題なのです。

ムムム、、、こうやって悩んで秋を迎えてしまうのでしょうかねぇ〜(笑



Shioring06ver
ブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (4)

浴衣を繕う

昨年、福助堂で購入した絞りの浴衣があるのですが。。。
Rimg2622

一度洗ったら襟肩あきの部分が解れてしまい、そのまま
年を越してしまいました(笑
Rimg2626Rimg2636
やっと重い腰をあげて、繕ってみたのですが。。。
あらま、3分で終わりました(笑
面倒がらずに即、補修しておけば良かったかな〜?

さて、まだ当分、浴衣は着そうにありませんが、手持ちの半幅帯を
合わせてみました◎

Rimg2650  Rimg2656

Rimg2654  Rimg2652
暖色系ばっかり(笑
(黒い帯もあるけど、ちょっと同化してしまいそうなので、、、)
上段は伯母からいただいたもの。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-99dc.html

古典的な藍染めの絞りの浴衣には、鮮やかでシンプルな帯が
合いそうです◎


Shioring06ver
ブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (4)

2009.07.05

博多帯のショルダーバッグ

お着物仲間のPUNさんから依頼されたショルダーバッグを、
無事に渡してまいりました◎

Rimg2504

夏っぽいバッグを。。。とのことで、真っ青な博多帯をチョイスし、
裏地の金魚柄はPUNさんの持ち込みです。

Rimg2506

Rimg2508
蓋を開けると金魚が泳いでいます。
なかなか涼しげに出来たような気がします。
PUNさんにもとても喜んでいただきました◎

ただ、今回は紐を調節式にしなかったため、やや短めの
仕上がりになってしまい、反省。。。

*前回ご注文いただいたショルダーバッグ
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-70f2.html

Rimg2510
NPO川越きもの散歩:主催の藤井さんの金魚帯とツーショット♪


Shioring06ver
ブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

| コメント (4)

2009.07.03

白地に藍色の暈かし絽の着物 ×波紋柄 紗の名古屋帯

先日の川越きもの散歩に出掛けた際のコーデ。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-b158.html

Rimg2600  Rimg2588

Rimg7496  Rimg2431_2

Rimg2562  Rimg1806

*着物
 白地に紺色の暈かし。雨が降る桔梗、撫子、芭蕉の中を飛ぶ蜻蛉。
 ヤフオクで競争者がいないために¥2000でゲット♪
 シミを判子で補修してみたら、皆様に好評でニンマリ。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-81f5.html
 縞の着物ばかり着ているので、新鮮だわ〜

*帯
 生成り地にパール色で水紋が織りなされた、紗の名古屋。
 昨年¥3000で購入したものの、帯芯の汚れが激しく、
 キンカ堂で¥1500で帯芯を手に入れ、自分で仕立て直してみた◎
 ヨレヨレになったものの、締めると意外と分からないものだ(笑

*帯留め
 栄螺の蓋に帯留め用の金具をボンドで接着してみた。

*半襟
 市販の洗える絹の絽の半襟に、自分でチクチクと刺し子したもの。

Rimg2476

全て渦渦でまとめてみましたが、当日は曇り空→雨に。。。
季節を先取りしすぎた感がありますが、褒めていただいたので良し(笑
いただいた和菓子も渦渦で感激した次第です♪


Shioring06ver
ブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

 

| コメント (0)

2009.07.02

川越きもの散歩 6月度 後編

さてさて皆様を無事にお迎えできまして、大広間にて昼食です。
楽しみにしていたお弁当♪
昨年、その美味しさに驚いてしまった、戻すのに2日もかかる椎茸は
最後の最後までとっておきました(好物はラストに食す派です)。

空豆もただ茹でただけではないような、旨味が凝縮されています。
里芋にほんのちょっぴり乗った、柚子胡椒が爽やかなのですよ〜

Rimg2496

Rimg2502_2  Rimg2504
こんな感じで30名弱がズラズラズラ〜っと。
PUNさんにも頼まれていたバッグを渡す事が出来、一安心♪
(詳細は後ほど!)

恒例の自己紹介タイムでは、今日のポイントがありすぎて
しどろもどろに。。。(笑
34145120_3744973431

食後は休憩をはさんで、
川越の町に着物姿を増やす会の主催でもある、
和裁士:小杉 亘先生による、和裁の講演会です。
Rimg2516
急に小杉先生に
「あなた動き早い?ちょっと手伝ってもらえる?」と
お手伝いをする事に。。。いきなりの事でドキドキ。。。
しかもなれない事にアタフタ。。。(笑

まずは一反が裁断されるとどうなるか手早く(?)広げ。。。
(ハサミを7回入れ、8枚のパーツに分割された様子)

34145120_152826015
衣紋掛けに掛けて着物型にします。

指示していただけないので(笑)先生の動作を見ながら
場を読まねばならず、
しかも小杉先生のハイスピードについて行けず、
『これが女房だったら 「何やってるんだ!早くしろ」な〜んて
 言えるんだけどねぇ』
と(笑

は〜変な汗かいた〜〜〜

Rimg2548
着物は縫う事よりも、柄合わせが一番大事なそうな。
一番メインの柄は右袖外側、その次にメインの柄は左袖内側。
というのは、三味線を弾いた時に見える部分なのだそうです。
ほほ〜う、なるほどなるほど。

仕立て替える際に痛んだ部分は、下前か、袖の内側にするそう。
手は基本は下げている状態ですから、内側が常に見えることは
ありませんもの!

そして『運針』を見せていただいたのですが。。。早い。。。(笑
左足で布を挟む事も
、知識としては知っていましたが、実際に
見せていただくのは初めてです。
小、中、高と家庭科あったのになぁ〜教わらなかったような〜?
Rimg2558

その後は主催の藤井さんからのNPO川越きもの散歩の趣旨を
あらためて説明がありました◎
来月も28日以外のイベントがあり、楽しみ楽しみ♪
 *藤井さんBLOG http://green.ap.teacup.com/koedo/

Rimg2564

Rimg2574

和菓子と薄茶をいただきました。
今回の私のコーディネートにピッタリの渦渦♪
Rimg2562

解散後は、雨が降り出し喫茶店で根っこが生えてしまいました。
安くて美味しくて居心地のよい場所を教えていただいたのですが、
ちょっと秘密にしておきたい感じです♪

おしまい


Shioring06ver
ブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓

                                         にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ






 

| コメント (3)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »