野木町煉瓦窯 一般公開 後編
2階を見学した後はいよいよ窯の内部に潜入です。
16室の各々に出入り口があり、番号も刻んであります。
内部は深谷の窯よりも幅が狭く、かなり老朽化しており、
鉄パイプで補強がされているため、ほとんど身動きが取れない
状態でした。
右側の小さいアーチは煙突へ続いています。
前編での投炭孔を下から見上げるとこんな感じ。
一基での年間最大焼成数は250〜300万個でした。
昭和47年に赤煉瓦の製造が中止されるまでの100年に渡って
使用しながらメンテナンスもされていたようですが、その後昭和54年に
国指定重要文化財になったものの、風化は激しくなるばかり。。。
1997年にこの遺産を残すべく、調査と改修工事がはじまったものの
2002年に会社が倒産!工事をそのまま投げ出してしまっているかのような
空虚さはそのためだったのか。。。
奥のアーチは当時の煉瓦、手前のアーチは補修途中で放置。。。
そして崩れないように、美観を損ねる鉄パイプが所狭しと。
内部を見学している際も、とにかく『煉瓦に手を触れないでください』
とのことでした。いつ何時、落ちて来るやもしれぬ為。。。
特別公開以外は、乗馬倶楽部に申し出をすれば外観のみ見学可能です。
今後、どう改修されて行くのか。。。先日の台風でもさらに
劣化が進んだそうですし、少しでも早く作業が進むようにわずかですが
募金もしてきました◎
*保存基金 http://www.town.nogi.tochigi.jp/study/renga01.htm
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この3点をクリックしてください。
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*深谷 旧・日本煉瓦製造会社・煉瓦製造施設について
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次は古河駅周辺を散策です〜〜〜
着物は出て来ませんがしばらくお付き合いくださいね(笑
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コメント
お疲れ様でした。
外観は頼めばいつでも見れそうでしたが内部の見学は滅多に出来ませんものね。
行けて本当に良かったと思います。
それにしても相変わらず上手に撮られてますね。
感心しながら自分の写真と比較してます(笑)
僕も古河の町散策編を早く作らねば(^^ゞ
投稿: たくあん | 2009.10.19 23:17
■たくあんさん
お疲れさまです♪
そうですね、これは中に入ってみないと分からない事が多いです。
そして深谷とも比べられるし、勉強になりました。
たくあんさんからの、素晴らしい情報提供に感謝しております☆
え!そうですか!?私は私でたくあんさんの写真と比較して
凹んでおりましたよ。。。(笑
続々アップ、楽しみにしてますね〜!
投稿: shioring | 2009.10.20 00:51