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2009.11.04

誠之堂 前編

旧煉瓦製造施設を後にして、誠之堂へ向かいました。
 http://www.city.fukaya.saitama.jp/syougaigakusyu/
 Web_seisido_seifutei/seisido01.htm

大正5年(1816)、渋沢栄一の喜寿(77歳)を祝って第一銀行の行員たちの
出資により建築された誠之堂ですが、平成11年に渋沢の生地である
深谷市に移築されました。

*渋沢栄一*
天保11年(1840年3月16日)〜昭和6年(1931年)は、幕末の幕臣、
明治~大正初期の大蔵官僚、実業家。第一国立銀行(現:みずほ銀行)、
王子製紙、日本郵船、東京証券取引所、東京ガス、東京海上火災保険、
秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、
キリンビール、サッポロビールなどといった多種多様(500以上)の
企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と呼ばれる。

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公民館の敷地内に移築されており、無料で見学が出来、係の方の
説明を受ける事ができました。

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暖炉の背後の北側煉瓦煙突部には、赤、黄、黒の3種類の煉瓦を
用いた装飾積みで「喜壽(きじゅ)」の文字を表しています。

Rimg1241_2

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大広間は円筒型の漆喰天井になっており、朝鮮風の雲・鶴の模様の
レリーフが配され、それらが「松葉」で縁どられています。また、
デザイン化された「寿」の文字(右端の円形のデザイン)も配されています。

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中国風の珍しい題材を象った、ステンドグラスだそうです。

Rimg1249_2

Rimg1251_2
アールヌーボーの影響を受けた窓の部品(?)。

中国、朝鮮、日本など東洋的な意匠も随所に取り入れた建物は
カテゴリー分け出来ない不思議な雰囲気です。

つづく


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歴史的建築物/史跡/旧跡(深谷)」カテゴリの記事

コメント

こちらの方は熱心に説明してくれますよね。
2度行きましたが2度とも同じように熱く色々語ってくれました。
可愛いしおりさん相手だとより一層詳しく教えてくれた事でしょうね(笑)

それにしてもお見事。
窓枠には気づきませんでした。
いつも思いますが着眼点が素晴らしいですね。

投稿: たくあん | 2009.11.05 01:12

■たくあんさん

そうなんです!いろいろ説明してくださったのですが、建物に
夢中になりすぎて半分くらいしか聞けませんでした(笑

いえいえ、先客に混じる形で説明を受けたので、私はあっさりでした!(笑

細部ばかり写真を撮っているもんだからスタッフの方に
『いいところに気がつきましたね〜。これはですね。。。』
な〜んていきさつもありました◎

こういう細かい所に惹かれてしまうのですよね〜〜〜

投稿: shioring | 2009.11.08 01:38

この記事へのコメントは終了しました。

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