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2009.11.09

旧渋沢邸『中の家』 その4

まだまだ主屋です(笑

主屋は2階建てなのですが、向かって左側部分が平屋になっているのが
お分かりになりますでしょうか?
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多忙の栄一が時間を作って年に数回、帰郷した際に寝泊まりする部屋です。
何故にこの部屋のみ2階がないのかと言いますと、2階部分では養蚕
を行っていたので、休む栄一を物音で邪魔をせぬよう、、、との配慮!
襖は全面金箔で、その奥の間はお抱えの医者(召使い)の控えの間です。

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主屋の奥にはお社があり、栄一は日に何度も手を合わせたそうです。

*土蔵4*
1階を奥座敷、2階を宝蔵につかっていたと考えられています。
主屋からの廊下伝いでないと入る事はできません。
もう1つの土蔵3は、学生寮として使用された為改装されています。
Rimg1507

Rimg1521

中の家は正門以外、文化財としての価値がないと判断されているそうで、
一見分からないのですが近代的にリフォームが進んでいるのです。
(栄一のひ孫の嫁、多歌子は「中の家」を社会に役立てようと昭和58年に
 外国人留学生の日本語及び日本文化研究施設を屋敷の隣に設立し、
 土蔵は寮やシャワー室などに様変わりしてしまいました。尚、平成12年に
 学園は解散しています。)

現在は無料で見学と説明を受ける事が可能ですが、この建物をこれから
どうして行くのか、気になる所です。私としては内部の見学も出来る
ようにして欲しいなぁ。。。しかし辺鄙な所にあるのでいろいろと
難しそうです。

おしまい


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歴史的建築物/史跡/旧跡(深谷)」カテゴリの記事

コメント

1枚目の写真いいですね~
そう、僕もこんな風に撮りたいなといつも思っているのですが中々(^^ゞ

将棋の駒や扇子は聞いた記憶ないかも。
こちらには2度も行ってるのに~

写真も解説も見事でとてもためになりました
とてもわかりやすかったです。


ところで青淵の碑はご覧になりました?
http://takuan21a.blog35.fc2.com/blog-entry-1590.html
ここから歩いて数分の場所にあるんです。

投稿: たくあん | 2009.11.10 01:23

■たくあんさん

わ〜いやったやった〜♪嬉しいです。

>将棋の駒や扇子は聞いた記憶ないかも。

かなり年配の方にお話をしていただいたのですが、
『これを是非見て欲しいんです』と、この方オススメのようでしたよ。
スタッフの方によって、注目するポイントが違うのでしょうか?

>青淵の碑

ああ、こちらは完全に見逃してますね〜(笑
やはり、時間に追われる事無く、ゆっくり散策しないと
駄目ですね〜〜〜

玄関から1室目(2室目?)の、縁側から見える梁にありましたよ。

投稿: shioring | 2009.11.11 23:46

この記事へのコメントは終了しました。

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