« 旧篠原家住宅 2(茶の間) | トップページ | 旧篠原家住宅 4(十畳間/東廊下) »

2010.01.18

旧篠原家住宅 3(台所/仏間/六畳間)

*台所
茶の間の向かいにあるこの部屋は建てられた当初は台所ではなく、
使用人達の休憩場として利用されており、戦後に改造したものです。
この部屋にも箱階段があり、女中さんが2階の掃除をするときに使用した
そうです。箱階段は檜で出来ていますが、高さのサイズが合わない事を
考えると、現在の主屋の前の建物で使っていたものを再利用したとも
考えられます。

Rimg1144

*仏間
旧篠原家代々の先祖を祀っている部屋で、十畳の広さで縁ありの畳を
用いています。床の間は1間幅で、床柱は桐材を使用した珍しいものです。
床板はケヤキ、天井は檜です。床の間から押し入れを挟んで、半間幅の
格式の高い仏壇があり、精巧な組子細工を施した扉には、薄い板を家紋の
形に切り抜き、黒い漆が塗られています。

Rimg1062

Rimg1064
醤油猪口(醤油の出来映えを確認するもの)と、醤油のラベル。

*六畳間
Rimg1060
大きな黒い金庫の扉の内側には、『篠原家』の文字と家紋である
『丸に木瓜』が書かれています。金庫の中は桐材の引き出しがあり、
取っ手は箱階段と同じ『獅子』のデザインがされてあるなど、特注だった
と推測されます。鍵の管理やダイヤルの番号は当主のみが知っており
家族と言えども勝手には開けられませんでした。

Rimg1076
金庫の上は階段になっていました。

Rimg1078



3ブログランキングに参加しております。

沢山の方にご覧いただき嬉しい限りです。
更新の励みになりますので、
ワンクリックお願いいたします♪

↓↓↓
             にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ



« 旧篠原家住宅 2(茶の間) | トップページ | 旧篠原家住宅 4(十畳間/東廊下) »

歴史的建築物/史跡/旧跡(栃木)」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。