旧篠原家住宅 1(帳場)
予想外にも、大きな通りでダルマ市が催されており、迂回路が渋滞。
コインパーキング難民に若干なりつつも、なんとか駐車完了。
国指定重要文化財:旧篠原家住宅
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/bunka/geijyutsu/002266.html
篠原家は19世紀の前期頃に分家し、醤油の醸造販売や肥料の販売を
行っていた商屋です。現在は主屋、文庫蔵、石蔵(2棟)を残すのみ
ですが、昭和20年の宇都宮空襲で醤油醸造蔵や炊事場、釜場、土蔵、
物置など多くの建物が焼失したためです。また、昭和39年には前面道路
の拡張に伴い、約7m曵き家されました。
主屋 明治28年上棟
*土間/帳場と大黒柱
帳場と茶の間の間に立っているのが1尺5寸角(約45cm)の
ケヤキの大黒柱です。全長11mを越える通し柱で、2階床の間の床柱を
兼ねており、さらに上まで伸びて棟木まで達しています。
入り口を入った所は土間になっており、左側にはサクラ材の上がり框の
帳場があります。
ケヤキの1枚板の(上下2段)押し入れが並んでいますが帳場格子の
後ろにある押し入れだけが鍵がかかるようになってます。
書類や通帳などを入れて保管していました。
また、この戸だけが開けると音がするように工夫されており、防犯に
対する注意がはらわれていたそうです。
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コメント
大阪/肥後橋にも同じようなセッティングで角地に古民家が残っています。そっちは和食です。雰囲気は良いし、ランチならお手ごろです・・・また写真が見つかったらポスティングします。
投稿: スタジオドディチ | 2011.05.27 01:41