カテゴリー「伝統文化」の12件の記事

2009.08.28

打ち合わせ

更新が滞っていました。
いつもご覧くださってる方お待たせいたしました(笑
例年、夏は何にもやる気が起きないのですが、幸いにも涼しく
そして色々とお声がけをしていただいたので、せっせと制作のため(?)
引きこもっておりました◎

さて先日、私が制作のお手伝いをさせていただいている、
八王子に工房を構える『藤本染め工芸』さんへ行って参りました◎
今回は打ち合わせと、生地を受け取りに。

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話して行く中で見せていただいた、細か〜い花籠がとっても清々しい
雰囲気で染められた綿紅梅。型は明治の初期くらいのものらしく、
長さも15センチ程。もしやこれも江戸時代の型紙と同じように、2枚型
なのでは。。。?
(この生地は他の方の手によって、和装関連ではない新しい形になります)
 *江戸時代の型紙について
  http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-bd77.html

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ご一緒させていただいた、しのぶさんは。。。
半襟、半幅帯、バッグ、共に藤本さんの作品尽くしでしたよ。

そして壮大な計画が動き始めたのでした♪
お披露目出来る時期が来たら、お知らせいたしますね〜!

*プチ展示販売のお知らせ*
8月末まで桜台にあります『空色カフェ』で、がま口と帯留めの
販売をさせていただいております。宜しければいらしてください!
http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-d1a5.html

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2009.07.29

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜試食〜

イベント終了の後、夕方から仕事へ行き、帰りは素早く帰宅!
はやる気持ちを抑えて画像を撮らねば(笑
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どれも
しずく型になっていないのは、ご覧の通り。。。難しいなぁ〜
職人さんの作っているのを見ていた時は、私にも出来そうだわ♪
なんて思ってましたが、見るのとやるのとでは大違いね(笑

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当日のうちに食べた方が良い、との職人さんのアドバイスのもと
母と半分こして3種類全て、ペロリと間食いたしました♪

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| コメント (2)

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜花火の話〜

さあさあランチの時間です。美味しいドライカレーをいただきながら
Rさんから『花火のお話』を聞かせていただきました。

江戸時代に盛んになった花火のその火薬の配合というのは、当時から
殆ど変わっていないそうです。不変的であるのにもかかわらず、
その人気は衰える事を知りません。一体何故なのでしょう?

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花火を形成する黒色火薬は、種子島に鉄砲伝来と共に、同じ日に
同じ船で運ばれて来ました(蛇味線も)。それは忍者の武器として、
城に火をつける為のロケットに使用されていました。

花火はイギリスから輸入されたのですが、当時は筒を人が持って
打って見せるもので、それを日本で初めて見たのは、かの
徳川家康
だったのです。
家康は江戸に
火薬工場を作らせました。頭領は伊賀の忍者出身で、
武器や花火を製造する
『鍵屋』と言うなの店でした。
(打ち上げ花火を見ている際に『か〜ぎや〜』と叫ぶのは↑から
 来ているのでしょう)

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空に向かっての花火を始めたのは、8代将軍:吉宗でした。
当時、大飢饉のために疫病が蔓延し多くの死者がでました。
その
鎮魂や供養の為に1733年に川開きの際に花火を催したのが、
隅田川花火大会の起源と言われています。

今以上に大規模だった、川開きの花火は16時に始まり翌朝の4時に
終わりを迎えると言う、なんと12時間も供養の為に打ちっぱなしだった
そうです!しかしまだまだ物足りなくて「もっと供養したい」と、
お線香を手向け、帰らない人々がおり、それを見て開発されたのが
線香花火でした。

手筒花火から、現在のような打ち上げ花火になったのは幕末で
ヒュ〜っと一本 光が流れるのが花火だったのです。
パッと開く花火になったのは明治時代になってからでした。


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お話を聞いていて、そういえば、、、と思い出しました。

私が学生時代によく連れて行ってもらっていた、新潟の片貝の花火は
『奉納煙火(ほうのうえんか)』と言うのですが、なんでだろう。。。
とずっと不思議だったのですが。。。

『花火というのは元来、亡くなった人の為の供養を意味する』という
事を聞いて私の中で合点しました◎

 *片貝まつり http://www3.ocn.ne.jp/~tadachi/maturi.htm
  
因に片貝は3尺玉の発祥の地で4尺玉は世界一。花火の形式は
  華美さを競い合うものではなく(金一色や銀一色を土地の人は好む)
  1つ1つ丁寧に説明し、夜空に奉納して行く。

江戸時代から受け継がれて来ている
花火とは、一瞬だからこそ人々の
心をつかんで放さないのしょう。永遠に見ている事が出来ない事が
魅力に繋がるのでしょう、と締めくくられておりました。

*画像の茶色い塊のものは珍しい『本蕨餅』です。
 モチットしていてすぐに口で溶けてしまいました◎
 蕨餅の概念が変わるほど美味(笑

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2009.07.27

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜実践〜

さあ、実際に『花火のしずく』を実際に作ってみることになりました◎

1_2  2
ビニールシートを広げた量りで葛粉を練ったものを計測し、
白あんを真ん中に乗せます。因にこの白あんは職人さんが
仕事場からいただいて来た、見るからに美味しそうなあんこ♪


4  3
必死に丸めます(笑
これがなかなか難しくて、あんこがなかなか真ん中に収まって
くれないのです。。。

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う〜ん、何となくそれらしいものが出来ましたかな?
洋菓子にしようするゼラチンは冷やして固まりますが
葛粉は水道の水の温度で固まるそうです。

同じ要領で、オレンジ味とアセロラ味も作りました◎
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作った3つはお持ち帰り容器をいただいて、後のお楽しみに。

因に今回の和菓子作りのタイトル、、、
『花火のしずく』
逆さまから読むと、、、『くずしの火花』になるんですって♪

さてこの後は、タッコさんの美味しいドライカレーをいただきます!

つづく


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2009.07.26

『和菓子作りの会』@空色カフェ 〜実演〜

桜台にあります、空色カフェにて催されました
『隅田川の花火の日に 和菓子であそぼう』
      〜現役 和菓子職人が伝える和菓子の会〜

に、参加して参りました。
 *空色カフェ http://blog.goo.ne.jp/takko666
 *和のこころ http://blog.goo.ne.jp/yoshiko0122/

某有名和菓子店で働いてらっしゃる、現役の和菓子職人:稲葉さんが先生です。
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隅田川の花火が打ち上げられる25日に開催とあり、作るお菓子は
その名も
『花火のしずく』という葛饅頭です。
本来ならば鍋を弱火にかけて手間ひまかけて。。。となりますが、
先生の配慮でその場だけでなく、お家に帰っても作れるようにと、
電子レンジを使ったレシピを教わりました◎

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天然の色素を生かすべく、濃厚なジュース(画像は葡萄)を葛粉に
少しづつ加えます。

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指の腹で、葛粉にちょっとずつ水分を染み込ませます。
粉粉がトロリとしてきます。

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残りを全て加え、よく混ぜます。

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砂糖を加え、よ〜く混ぜてレンジで加熱1分。
取り出してよ〜く混ぜてまた加熱1分。
それを何度か繰り返して。。。職人さんは『生地が返ってくる』という
表現をされていましたが、だんだん弾力が出て来ました◎

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美味しそうな白あんを先程の生地で、茶巾包みにするのです〜
先生の見本をしげしげと観察し、いざっ!

つづく


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2009.07.24

藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(作品)

皆様、藤本さんの作品を手に、そこかしこでため息が漏れてます(笑
特に日傘は広げてみないと雰囲気が分かりませんから。。。
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あれもこれも、と言っているうちに所狭しと、こんな感じに↓(笑
(因に一番手前は私の持ち物♪)
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私が制作を手伝わせていただいた、がま口とバッグもそれぞれ
お嫁入りが決定しホッとしました◎

今回の会を企画したしのぶさんの、半幅帯姿です。
藤本さんの人柄と作品に惚れ込み、幾つか所持しているのですが
当日は
唐草模様が墨色で表現されている帯でしたが、よくよく見ると
うぐいす色がほんのり注してあるんです♪

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しのぶさんコレクション(笑

こちらの方は
江戸時代の精巧な型紙で染められた帯を締めておられました。
広げて見た時よりも、やはり身に纏ってみるとでは全然雰囲気が違いますね。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-bd77.html
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そいてそして。。。じゃ〜ん!
鰈(カレイ)の半幅帯です♪
実は5月に工房へ伺った際にオーダーしてあったものが出来上がったのです。
色は紫ベースでお願いし、後は藤本さんにお任せで♪
そうしたらこんな上品な藤色の帯になりました。
嬉しい!とっても私好みの雰囲気です!!!
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藤本さん熱はなかなか冷めそうにありませんね(笑
それどころか、益々虜になりそうです。



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藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(講演)

総勢30名程でしょうか?開場はギューギューです。
殆どの方が和服で、長屋の雰囲気にピッタリでした。

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藤本さんの師匠は江戸小紋伝統工芸技術保持者(現在は日本に3名程)。
そこへ昭和24年に丁稚小僧として、住み込みで
掃除のみの生活から
始まりました。


藤本さんの父親は
織物工場をされていたので、女工さんを30名も雇う程
だったため、裕福な生活を送っていたものの、一転、住み込み生活になり
3年目まで(掃除のみ)に2回程、辛くて自宅に逃げ帰った事も。
(他の仲間は新潟や福島出身の3、4男だった為に、そう簡単に
 帰れなかったが、藤本さんは八王子だった為にそれが可能でした)

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しかし自宅に帰った3日間、父親が何も言わない気まずさに
師匠のもとに帰ったものの、師匠も何も言わなかったそう。

もう一度、どうしても辛くて逃げ帰った際も父親は何も言わず。。。
ただ手紙のみを貰っただけ。(大切に今も持っているとのこと)
工房に帰り、怒られる訳でもなく、女将さんに
『お父さん、お母さんは元気だった?』と言われ、
この人たちの中だったら務まるだろう、と実感したそうです。

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丁稚奉公を初めて3〜4年経ち、親方(師匠)の傍に置いてもらえる
ようになり、可愛がってもらっている期待感を感じ、
それが現在まで繋がっている。。。と。

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昭和30〜40年代は毎日が忙しく、染めても染めても時間が足らない程。
(50年代には下降して行く)

『目、手、言葉』で経験を積んでいきました。
「やろう!」としないと、教えてくれる訳ではないので覚えられない、
自分から飛び込んで行かないと身に付かない事を実感していったのです。

休みは月に1日。ぶらりと行った博物館にて運命の出会い。。。
今までに見た事の無い、青いボロボロの古裂。
それは木版染めと呼ばれるもので、その出会いが染めに益々興味を
持たせる一因となりました。

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5〜6年間の修業時代に師匠や回りの目を盗んで、内緒で木版の
研究に勤しんだのだが、型が大きいと押し切れない。。。
(力が分散してしまってまだらになってしまう。)
改良して行くうちにだんだん型が小さくなって行ったそうです。

1つの型は手にすっぽり入ってしまう小さな小さなものが殆ど。
これを12メートルの着尺に押すとなると、一体どれだけ。。。。?

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木版染めの魅力にどんどんはまって行った藤本さんは、
江戸小紋のみずっとやっていたらこんなに続けてこれなかっただろう、
なんて仰っていました。

ものを創って、人に見てもらって、評価してもらう。
その面白さや、嬉しさがものづくりの原点だろう、と。しかし、
ものを創るだけでは駄目なのだ。出掛け、人の話を聞き、色々見ないと。
『ものを知る』ということ。知識を貯えなくてはならない。
そうやって自分を育てて行かないと、次に繋がらない。

昭和11年生まれの藤本さん、未だに好奇心は衰えていないのです。

最後に。。。
『これを守ろうとか、維持しようという気持ちはありません。
 好きだからやっているんですよ』と。

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2009.07.23

藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(準備)

19日は川越にある本町の長屋にて
日本の職人さんシリーズ
「型染め・木版染め職人  伝統工芸士・藤本義和さん 伝統の技とその心」
と、題した NPO川越きもの散歩のイベントへ参加して参りました。
 http://blog.ap.teacup.com/kimonosanpo/3.html
制作行程を伺う事の出来る、ドキュメンタリー映画『めぐる』
見ながらお話をうかがいます。作品の販売も勿論♪
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訳あって、参加者の皆様よりちょっと早めに行ったので舞台裏が覗けます(笑
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映像を勉強されている大学生3人組に取材を受ける藤本さん(右)。

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型染め、木版染めで表現された
半幅帯日傘が陳列されています。
タンブラーはこの会を企画された、しのぶさんのアイディアです。
(詳しくは下記の以前伺った際記事「4」をご覧ください)

*藤本染工芸を訪れて* 
1 木版染め
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-2e22.html
2 型染め
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-bd77.html
3 工房
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a37e.html
4 お話を伺って
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-75b1.html

実は5月に工房に伺った際に、私も
ハギレを生かした小物作り
お手伝いをさせていただく事になっていたのです。

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取っ手がベロ〜ンとなっていますが。。。(笑
帯バッグ3点と、がま口7点です。
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ドキドキでしたが、藤本さんが喜んでくださり(勿論皆様にも)
とても安心しました♪

次回はイベントの本題、藤本さんの講演編です〜


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2009.05.21

藤本染工芸を訪れて 〜お話を伺って〜

伝統工芸のこれからのあり方について、雑談いたしました。

確かな技術があってこそ、現代の感覚が生きる。
伝統だけではなくて、そこへ若い人のアイディアが必要なのだ。
だからこうやって、しのぶさんに手伝ってもらっている、と藤本さん。
今は、ハギレを何か工夫して製品にできないか、と思案中。。。


帯や着物には手が出ないけど、小物だったら!って方も少なくないのです。

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さて、初対面の私。
こんな娘っこの意見なのにもかかわらず、じっと真っ直ぐ目を見て、
話を聞いてくださります。
失礼が無かったかしら。。。心配です(笑

職人さんとしての仕事へのこだわりや、これから染織業界に身を置くであろう
後輩育成について、手に取っていただける人の顔を直接確認しながら
販売したい旨、等の話を聞かせていただき、
しのぶさん同様に私も藤本さんのファンに。。。♪
作品に人柄って反映される物なのだなぁ〜と。

私も藤本さんの工房へ通い詰めることになりそうです(笑


おしまい


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2009.05.19

藤本染工芸を訪れて 〜工房〜

この工房からいったいどれだけの作品が生まれ、
お客様のもとへ巣立って行ったのでしょうか???

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藤本さんの作品は小売店(呉服屋)へ卸していません。
それは、手に取っていただくかたのお顔や雰囲気を確かめたいから、と。
北から南まで、藤本さんファンは日本中にいらっしゃいます。

『染めには無限の可能性があるんだ』と、藤本さん。
お話を聞く中で、ああ、自分が学生時分に考えていたことと同じ事を
仰っていて、僭越ながら共感させていただきました◎

織物は計画が充分でないといけません。ひたすらゴールに向かって
織り上げて行く。。。織り上がったら、おしまいです。

染めは良い塩梅で切り上げる事も出来、失敗しても
加筆、修正がききます。1回染めたら、はい出来上がり!
ではないのが良い所。

こだわりの手仕事はこういった空間から生まれて来ます。

入り口手前に備えられた蒸し器
染料を固着させる為には高温で蒸す必要があります。
サウナみたいな佇まいです。

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長いが渡され、ここの上で型や判が置かれて行きます。

水場。型を置く際に、糊が必要ですが、何回か繰り返して
糊置きするとカピカピしてきます。ですので、定期的に水洗いして
キレイな状態にして使用しなくてはなりません。

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小型の蒸し器。筒状のロケットの中で、さほど大きくない生地は
こちらで蒸されます。

地入れなど、広範囲を一気に染める際に使用する刷毛
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細かい部分の色差し様の刷毛。

木版染めの

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伸子。反物が縮まないように、幅だしする際の道具。
竹ひごの両端に針がついてます。


学生時代、当たり前だった道具たち。あそこにあったものは、
道具としての最大限の役目を果たしていただろうか?
どれも見た事のあるものばかりな筈なのに、
どれも新鮮に、生き生きと感じるのはなぜでしょう???


つづく


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