カテゴリー「川越きもの散歩 番外編」の11件の記事

2010.03.07

川越きもの散歩2月度 その4

皆様の装いをチェック!

まずはこの方。後ろ姿を拝見するまで気がつきませんでした!
雀がたくさん羽ばたいてるんです〜〜〜
アンティークだと仰ってました。素敵です!(欲しい。笑)
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ご隠居さんは常に、襦袢まで 抜かりがありません!
立涌に宝尽くしでした。

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私と、Kさんのお嬢様。
お召しになってる訪問着は、実はお母様であるKさんの振り袖の
袖を詰めたもの。余ったハギレで私めがバッグを作らせていただきました。
とても喜んでおられたので、ホッと一安心。

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アンティーク着物屋『はいからや』さんでは、今まさに着物デビュー
されようとしている瞬間に立ち会えました!
大島のアンサンブルを試着中のYさんに、3人で寄ってたかって(?)
アドバイス中〜。皆さんトップセールスマンになれるのでは!?(笑

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その頃私は、アンティークの訪問着に心を奪われていました。。。
持ち帰る事は出来ないので(着物購入 自粛中〜)着てみるだけ☆
将来、すんごいお金持ちになったらこんな鮮やかな色の訪問着を
誂えてみたいものだ。

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着せ替えごっこに一段落をつけ、ふとYさんを見ると。。。
まぁ!年末の個展でお嫁に行った我が子ではないですか!
裂き編みバッグを愛用していただき、有り難うございます。
(画像では青く写ってますが、実際はキレイな紫色)

今回も沢山の方と交流が出来、とても楽しかったです。

おしまい


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川越きもの散歩2月度 その3

食後は皆様思い思いの時間を過ごされます。
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私はといえば。。。雨上がりは絶好のシャッターチャンス!
この時を逃してなるものか!(?)とばかりに、あちらこちらを徘徊。

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庭越しに見える大広間はこんな雰囲気です。
華やかですねぇ。

素敵素敵〜♪と撮影会をしていると、後ろから怪しい影が。。。(笑
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和風洋傘のPUNさんと、和傘のGさん。対照的ですねぇ〜

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2010.03.06

川越きもの散歩2月度 その2

そろそろ時間、との事で大広間へ〜
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お庭を眺めながら優雅にお食事です。

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総勢46名だそうで、殆どの方がお着物姿!圧巻ですねぇ〜♪

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この他にご飯と、汁物が付き、ボリュームの多さにお腹がはち切れそう。
恒例の自己紹介では地元の雛人形アピールをして参りました(笑
だって岩槻ばかり取り上げられてしまうんですもん!

朝は雨だったのに、昼過ぎにはお天道様が見え、お庭がキラキラしてます。
良い笑顔♪
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2010.03.05

川越きもの散歩2月度 その1

毎月28日は川越きもの散歩
 http://kimono21.exblog.jp/

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2月はちょっと特別バージョン。
明治初年に創業した料亭山屋さんにて新年会なのです。
 http://www.kawagoe.com/yamaya/

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到着後ちょっと時間があったので、お得意の探検開始です(笑

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まるで迷路のようです。

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あっちを見て溜息、こっちを見て溜息。。。
秋が一番美しいそうで、想像してみてはまた溜息。。。(笑

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2009.12.20

埼玉の養蚕を知るシンポジウム 2

いろどりを今まで繭、糸、反物、と拝見させてもらっていましたが、やはり
着物は着るものですね。とっても滑らかな風合いで、何より色味が
どの方のものもとっても暖かいのです。


いろどり繭と、生糸。
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1月に連れて行ってもらった際に拝見した、糸の染め見本と織り見本。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b8a4.html
縦糸はいろどりの糸で、横糸に植物染料で染められた紬糸が仕使用されて
います。

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こちらの女性はご自宅で育てているハーブ、レモングラスを持ち込み、
染めてもらったいろどりの着物。

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クチナシブルーの方は、橘の刺繍紋。
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紫紺染めの紫色はとっても私好み(笑
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同じ色味に見えますが左:しのぶさんはクマザサ(でしたっけ?。笑)
右:代表 藤井さんは縦横ともにいろどりの糸。

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縦横いろどりはやはり光沢が違います!

こちらも縦糸、横糸ともにいろどりで織られたものに、
型染め/木版染め職人:藤本さんが木版染めした、猫の訪問着!
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こんなコラボもできてしまうのですね〜〜〜♪
衣桁にかかってる状態でなく、早く着ている姿を拝見したいです。

なんだかどんどん大きくなって行っている川越きもの散歩。
これからの活躍(?)がとっても楽しみです。

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埼玉の養蚕を知るシンポジウム 1

1ヶ月以上前の11月7日のこと。

川越駅近く、旧鏡山酒蔵跡地『大正蔵』にて、私が参加してます
NPO川越きもの散歩の取り組みの1つである、
『埼玉ブランド繭「いろどり」での顔の見えるきもの作り』
での
お着物完成お披露目会+着物作りに関わった方々のお話を
伺いました。

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受付をお手伝いさせていただきました◎

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右から、いろどり繭開発者:近さん、
漫画家、着物エッセイスト:近藤ようこ先生、
秩父で養蚕農家を営んでらっしゃる宮崎さん。
 *養蚕農家見学http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-95b3.html

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いろどり繭に草木染めを施した着物をお披露目してくださいました。
本庄で奥様と二人三脚で糸を植物染料で染め、手織りをしている黒澤さん。
お披露目のお着物も全てこちらで染織されたものです。
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だいぶ時間が経ってますもんで、完結に写真だけアップしました(笑
詳しくはこちらへどうぞ〜〜〜

 *NPO川越きもの散歩HP http://kimono21.exblog.jp/
 *
NPO川越きもの散歩BLOG
   http://blog.ap.teacup.com/kimonosanpo/27.html


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2009.09.30

NPO川越きもの散歩〜総会〜 後編

歩行者天国って良いですよね。蔵づくりの通りを試験的に車両通行止め
にしていました。キョロキョロしながら歩いたり、写真を撮る為に
立ち止まっても、車にひかれる心配が無いので自由気侭な私(笑


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服部家住宅(屋号 山新)
服部家は照降問屋(てりふりどんや)と薬種商を営んで来ました。
明治26年の川越大火直後の4月に上棟式を行ったとの伝承があるが、
現在の間取りは焼失した安政4年に建てられた建物の家相図(明治16年)と
ほぼ一致し、江戸時代後期の商空間を残す貴重な事例となっている。
(川越建物細見 より抜粋)

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照降問屋とは、漢字そのまま『履物や雨具(傘など)』を扱っていた
問屋さんのことです。現在は入場無料の資料館として公開されています。

今とは形が違う『藤表』の雪駄は天保2年(1831)のもの。
その奥のものは、畳表の底(裏)に麻紐を撚って補強されたもの。

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庶民は通常、桐下駄ですが、位の高い方(どこぞのお嬢様)が履かれていた
畳が何層にもなったものや、蒔絵が施された婚礼用のぽっくり、
防寒用の爪革がついた下駄も並んでいました。

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奥の座敷には帳場や箪笥が展示されています。
正面のショーケースの中には旅道具が所狭しと。
(薬を得る為に善光寺まで7日で行ったと言う記録があるそうです。
勿論徒歩!)
火打石、枕、ロウソク、迷子札、携帯筆入れ、提灯、万歩計、などなど。
ご主人が丁寧に一つづつ説明してくださいます。

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おっと、本日のメインはこちらです(笑
NPO川越きもの散歩、栄えある第1回総会です。
15名弱のお集りで欠席の方が多かったのはちょっと残念ですが。。。
1年間を振り返り、そしてまた新しい年へ。
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いろどり繭を生かした製品は着尺だけではありません。
ショールやポケットチーフまで。。。
詳しくは11月に旧鏡山酒造にて、いろどり繭の無地紬のお披露目も兼ねた
イベント『埼玉の養蚕を知る・シンポジウム』があります。
↓こちらからどうぞ。
 http://kimono21.exblog.jp/


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2009.09.29

NPO川越きもの散歩〜総会〜 前編

27日、日曜日はNPO川越きもの散歩の総会でした。
時間までゆとりがあるので、1人散策してみました◎
この日は蔵の街通りは歩行者天国♪
普段は車の往来が激しい通りですが、ゆっくりいつもと違う角度からの
眺めはまた違った味わいがあります。

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鉄砲隊のイベントスペース。
隊長さんもいらしたのですが、恥ずかしくて声かけられず(笑

呉服の笠間さんに寄って世間話をしているうちに時間です。
旧川越織物市場に到着。
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川越地方は江戸時代から織物と米の集積地として栄えていました。
幕末に海外から綿糸が輸入されるようになると、川越周辺では様々な
木綿織物が生産されるようになり、最盛期には年間200反もの生産量を
誇りました。川越に今も残る蔵づくりの建物の多くは、当時の織物商たちが
建てたものです。
川越織物市場は明治43年(1910)開場し、大正8年に市場としての機能を
終了しその後は住居や事務所として使用されていました。
2001年川越織物市場を解体し、マンションを建てる計画が公表されました。
地域住民により、『川越織物市場の保存再生を考える会』が結成され
13000名の署名を1ヶ月で集めて市役所に提出しました。半年間、
織物市場に交代で寝泊まりをし、1年後に現地での保存が決定されました。
(参考資料より抜粋)

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当時、『トタン』は最先端を行く素材だったそうです。(耐久性抜群!?)
今でも左側の棟の一番奥の屋根は当時のものが残っているそうです。

当時の様子↓
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市場というのは頑丈に建てるようなものではなかった為か、当時のままの
状態で残っているのは日本でもここだけだそうで、とても珍しいとのこと。

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2009.07.24

藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(作品)

皆様、藤本さんの作品を手に、そこかしこでため息が漏れてます(笑
特に日傘は広げてみないと雰囲気が分かりませんから。。。
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あれもこれも、と言っているうちに所狭しと、こんな感じに↓(笑
(因に一番手前は私の持ち物♪)
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私が制作を手伝わせていただいた、がま口とバッグもそれぞれ
お嫁入りが決定しホッとしました◎

今回の会を企画したしのぶさんの、半幅帯姿です。
藤本さんの人柄と作品に惚れ込み、幾つか所持しているのですが
当日は
唐草模様が墨色で表現されている帯でしたが、よくよく見ると
うぐいす色がほんのり注してあるんです♪

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しのぶさんコレクション(笑

こちらの方は
江戸時代の精巧な型紙で染められた帯を締めておられました。
広げて見た時よりも、やはり身に纏ってみるとでは全然雰囲気が違いますね。
 http://shioring.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-bd77.html
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そいてそして。。。じゃ〜ん!
鰈(カレイ)の半幅帯です♪
実は5月に工房へ伺った際にオーダーしてあったものが出来上がったのです。
色は紫ベースでお願いし、後は藤本さんにお任せで♪
そうしたらこんな上品な藤色の帯になりました。
嬉しい!とっても私好みの雰囲気です!!!
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藤本さん熱はなかなか冷めそうにありませんね(笑
それどころか、益々虜になりそうです。



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藤本染工芸/藤本義和氏 を招いて(講演)

総勢30名程でしょうか?開場はギューギューです。
殆どの方が和服で、長屋の雰囲気にピッタリでした。

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藤本さんの師匠は江戸小紋伝統工芸技術保持者(現在は日本に3名程)。
そこへ昭和24年に丁稚小僧として、住み込みで
掃除のみの生活から
始まりました。


藤本さんの父親は
織物工場をされていたので、女工さんを30名も雇う程
だったため、裕福な生活を送っていたものの、一転、住み込み生活になり
3年目まで(掃除のみ)に2回程、辛くて自宅に逃げ帰った事も。
(他の仲間は新潟や福島出身の3、4男だった為に、そう簡単に
 帰れなかったが、藤本さんは八王子だった為にそれが可能でした)

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しかし自宅に帰った3日間、父親が何も言わない気まずさに
師匠のもとに帰ったものの、師匠も何も言わなかったそう。

もう一度、どうしても辛くて逃げ帰った際も父親は何も言わず。。。
ただ手紙のみを貰っただけ。(大切に今も持っているとのこと)
工房に帰り、怒られる訳でもなく、女将さんに
『お父さん、お母さんは元気だった?』と言われ、
この人たちの中だったら務まるだろう、と実感したそうです。

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丁稚奉公を初めて3〜4年経ち、親方(師匠)の傍に置いてもらえる
ようになり、可愛がってもらっている期待感を感じ、
それが現在まで繋がっている。。。と。

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昭和30〜40年代は毎日が忙しく、染めても染めても時間が足らない程。
(50年代には下降して行く)

『目、手、言葉』で経験を積んでいきました。
「やろう!」としないと、教えてくれる訳ではないので覚えられない、
自分から飛び込んで行かないと身に付かない事を実感していったのです。

休みは月に1日。ぶらりと行った博物館にて運命の出会い。。。
今までに見た事の無い、青いボロボロの古裂。
それは木版染めと呼ばれるもので、その出会いが染めに益々興味を
持たせる一因となりました。

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5〜6年間の修業時代に師匠や回りの目を盗んで、内緒で木版の
研究に勤しんだのだが、型が大きいと押し切れない。。。
(力が分散してしまってまだらになってしまう。)
改良して行くうちにだんだん型が小さくなって行ったそうです。

1つの型は手にすっぽり入ってしまう小さな小さなものが殆ど。
これを12メートルの着尺に押すとなると、一体どれだけ。。。。?

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木版染めの魅力にどんどんはまって行った藤本さんは、
江戸小紋のみずっとやっていたらこんなに続けてこれなかっただろう、
なんて仰っていました。

ものを創って、人に見てもらって、評価してもらう。
その面白さや、嬉しさがものづくりの原点だろう、と。しかし、
ものを創るだけでは駄目なのだ。出掛け、人の話を聞き、色々見ないと。
『ものを知る』ということ。知識を貯えなくてはならない。
そうやって自分を育てて行かないと、次に繋がらない。

昭和11年生まれの藤本さん、未だに好奇心は衰えていないのです。

最後に。。。
『これを守ろうとか、維持しようという気持ちはありません。
 好きだからやっているんですよ』と。

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