旧渋沢邸『中の家』 その4
まだまだ主屋です(笑
主屋は2階建てなのですが、向かって左側部分が平屋になっているのが
お分かりになりますでしょうか?
多忙の栄一が時間を作って年に数回、帰郷した際に寝泊まりする部屋です。
何故にこの部屋のみ2階がないのかと言いますと、2階部分では養蚕
を行っていたので、休む栄一を物音で邪魔をせぬよう、、、との配慮!
襖は全面金箔で、その奥の間はお抱えの医者(召使い)の控えの間です。
主屋の奥にはお社があり、栄一は日に何度も手を合わせたそうです。
*土蔵4*
1階を奥座敷、2階を宝蔵につかっていたと考えられています。
主屋からの廊下伝いでないと入る事はできません。
もう1つの土蔵3は、学生寮として使用された為改装されています。
中の家は正門以外、文化財としての価値がないと判断されているそうで、
一見分からないのですが近代的にリフォームが進んでいるのです。
(栄一のひ孫の嫁、多歌子は「中の家」を社会に役立てようと昭和58年に
外国人留学生の日本語及び日本文化研究施設を屋敷の隣に設立し、
土蔵は寮やシャワー室などに様変わりしてしまいました。尚、平成12年に
学園は解散しています。)
現在は無料で見学と説明を受ける事が可能ですが、この建物をこれから
どうして行くのか、気になる所です。私としては内部の見学も出来る
ようにして欲しいなぁ。。。しかし辺鄙な所にあるのでいろいろと
難しそうです。
おしまい
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